税理士になるための道のり

大学に進学する以外で税理士の資格を取る

日商簿記一級合格を目指す

税理士になる為の試験を受験する資格を得るためには4年制大学の法学部や商学系学部を卒業していることが第一条件ですが、それ以外にも受験資格を得ることは出来ます。
その中の一つが、日商簿記一級に合格することです。
この日商簿記には3級と2級もありますが、税理士試験受験資格を得る為には最も難関と言われる1級に合格しなければなりません。かなり高度な商業簿記や会計学などを理解していなければ到底合格は難しいでしょう。公認会計士や税理士などの国家資格への登竜門とも言われる資格試験です。
しかし、高卒で税理士資格を取得したいのなら、他の方法に比べると一番の近道と言えます。
その他にも受験資格を得る方法はありますので、以下に述べていきたいと思います。

会計事務所での勤務経験

高卒で税理士を目指すのなら、会計事務所に就職するというのも一つの手段ではあります。
資格がないのに会計事務所に就職できるのか、不安に感じる方もおられると思いますが、結論として就職は可能です。
もちろん、未経験での採用は難しいこともありますが、個人事務所であれば比較的新人育成に余裕がありますので、どうしてもそこで働きたいという熱意を見せれば、採用されることもあるかもしれません。
税理士の資格がないので税理士の独占業務である税務書類の作成や税務相談などは出来ませんが、顧客から預かった領収書のチェックや会計ソフトを使っての伝票入力、税務書類をジャンル別など取り出しやすいようにまとめておくファイリング業務などのいわゆる雑務をこなすことになります。
こうした業務を3年以上こなしていけば、税理士試験を受験する資格を得ることが出来るので、税理士を目指すのなら会計事務所への転職をするのも一つの手段といえます。